オープンアクセスジャーナルのその行方

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昨年の7月以来の投稿になってしまいました...

今日はJEPA主催の「学術出版デジタル化最前線-世界の趨勢と日本の危機-」というセミナーに行ってきました。
会場にはたくさんの人が詰めかけ,特に学術出版関係者が多かったと思うのですが,結局どうしたらいいのか?という課題を抱えて来られていた人ばかりなんじゃないかと思いました。

特に林さんのレクチャー「世界の趨勢と日本の危機:日本の電子ジャーナルの見えない化!?」を興味深く拝聴。

やはり今後はオープンサイエンス化に走る一方で,トップジャーナルはその形を残すでしょう,という話が印象的でした。

ただ,オープンサイエンスの利点というのはいち早く世に自分の研究を知らしめるという科学の世界によくあるポイントだと思うのですが,研究って速さだけじゃないものもあるような...

査読という秘密裏に行われるものはいずれなくなる,という海外の研究者の話もありましたが....
そんなに自分の書いたものを誰よりも先にプリプリントサーバーに入れて人目に晒すのが好きな人って多いのだろうか?という疑問も出てくる。

林さんも今すぐにということはまったく言ってませんでした。
私もそう思うのですが,ではいつオープンサイエンスが主流になるのか?という点では,分野にもよりけりですが,けっこう時間がかかるんじゃないかと思っています。とりあえず自分が生きてる間に主流にはならない気がする。

案外,人ってだれかに頼りたいものなんじゃないかと。
(まったくサイエンティフィックな考えではないですが...)

そして,日本の学術出版のXML化が遅れていることを嘆いていましたね。
はい,呼吸臨床もはやいとこそうせねば!

ただ,世界の名だたるジャーナルに対抗してXML化を狙うのではなく,あくまでも最低限のフォーマットとして整える。
そこから先は別の方向で考えた方が良さそうだとも思いました。
収穫!





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Author:Yuko Tsunoda
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