活字離れじゃない!活字濃厚接触の今,出版業界に何が起きているのか?

雑誌離れ 

活字離れについて書こうと思っていたら,ちょうどこんな記事を発見。
「活字離れ」は本当か? 出版業界が縮小の一方で、読書イベントは活況の背景

ここに書かれているように,高校生くらいになると本を読まなくなる。

社会人になると仕事など必要に迫られて,教養のための再び本を読み始める。
そして老眼のせいか?高齢世代になるとまた読まなくなる。

これはずいぶん昔から言われている傾向で,今も変わっていない。

そもそも活字離れと言われてずいぶん経つ。
ここでも書かれているが,出版業界の都合で本=活字になっている。
でも,活字=本と考えないならば,実情は活字離れどころか,活字濃厚接触だ。
LINEで連絡をする,Facebookに投稿する,だれかの投稿を読む,ブログを書いてみる,ネットでニュースを読む, 電話じゃなくてメールで連絡する, etc.

むしろ昔よりも活字との密着度ははるかに高い。

仕事でもプライベートでも,テキストの嵐。
誰もが手軽に活字をいじれる時代になった。

なので,「活字離れ」という表現はまったくもって間違っている。

言うならば,「紙離れ」でしょう。
特に雑誌。

この記事のデータにもあるように,本はそんなに減っていない。
雑誌ですよ,雑誌。
なので,さらに正確に言うならば,「紙雑誌離れ」でしょう。

昔は自分の趣味やファッションなどの雑誌をよく買っていた,と誰しもが思うこと。

じゃあ,なんぜ雑誌を買わなくなったのか?
ネットやスマホに取られたのか?

これも一理ある。
しかしそんなに単純なものでもないと思う。

私が思うに,
実質の日本経済が沈んでいるから,
としか思えない。

つまり,一般市民が貧乏になっている。
日常生活に直結しないものを削るのは当たり前だ。

出版に限らず,映画,音楽業界もかなり沈んでいる。
エンタメにお金を出せなくなっている。

そしてこれに伴い,新しい価値観が出てきた。
バブルの時には,なんでも買って,所有することがステイタスだった。

でも今はすでにモノが溢れ,所有することがたいしてカッコいいことではない。
ミニマリストなどが登場するなど,モノよりも別の価値観に移行している。

だから,今までの雑誌が提供するようないつ捨ててもいいような情報は読者はそんなに欲しがっていない。
そんなのは必要最低限,ネットで自分で検索すれば十分だ。
とても合理的で,よく言えばエコだ。

ファッションはZOZOを見ていれば傾向がつかめる。
趣味の情報もブロガーの情報や情報サイトで十分。

雑誌が社会のムーブメントを先導するようなイメージではなくなってしまった。
「紙雑誌離れ」と同時に「紙雑誌の権威の失墜」という現象が起きている。
(「文春」はある意味,扇動?しているかもしれないけれど,別の意味で権威は失墜してるでしょうね...笑)

では何に価値を置くのか?
長くなりそうなので,これは次回にでも。
次回も独断と偏見な内容をお楽しみに♪
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Author:Yuko Tsunoda
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医学コンテンツ企画/編集/制作をしています。

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